IEC 61000-4-2のコンデンサと放電抵抗(150pF-330Ω)は、どのような事を想定していますか?
IEC 61000-4-2のコンデンサと放電抵抗(150pF-330Ω)は、どのような事を想定していますか?
帯電人体による電子機器へのESD現象を想定しています。 150pF:人体と床との静電容量 330Ω:人体が金属物を持って接触
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ISO 10605のコンデンサと放電抵抗の組合せは、どのような事を想定していますか?
コンデンサと放電抵抗の組合せは、下記のような事を想定しています。 〇150pF-330Ω:自動車整備士の方などが、車外から金属工具で修理、部品交換する製品 〇150pF-2kΩ:人が、車外から指で直接触れそうな製品 〇330pF-330Ω:自動車整備士の方などが、車内シートに座った状態で金属工具で修理、部品交換する製品 〇330pF-2kΩ:人が、車内シートに座った状態で直接指で触れそうな製品
雷サージ試験が規定されているIEC 61000-4シリーズの規格番号は?
雷サージ試験はIEC 61000-4-5で規定されています。
IEC 61000-4-2 Ed.2で気中放電試験を実施する時の試験電圧について教えてください。
気中放電試験の場合は、指定された試験レベルとその下位の全てのレベルを実施すると規格書に書かれています。理由は、低いレベル(例えば2kV)と高いレベル(例えば8kV)で、気中放電の放電する先が変化することによります。低い電圧では、直近の導体に放電しますが、高い電圧では、より遠くてもインピーダンスが低い導体に放電場所が変化するためです。
IEC 61000-4-4の容量性結合カップリングの試験で規格よりケーブル長が短い場合、どのように対応すれば良いですか?
試験を実施する必要はありません。 この試験は電源ケーブルと信号線が束ねられ並走しているときに、電源線からのノイズが信号線に誘導されてノイズ印加されることを想定としております。
静電気試験において人体の容量はどの位ですか?
人体の容量は約100pF、抵抗は約2kΩと考えられ、IEC 61000-4-2では余裕を見て人体の容量を150pFと規定しています。
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