JIS E5006に記載のノイズ試験でのケーブル長や種類について教えて下さい。
ケーブルの種類は、基本的に実際の組込みや設置時に使用するもの使用するのが原則です。
電源ケーブルが添付されていたり、機器に組み込まれていた場合はそのまま使用します。
長い場合は、ループにならない様に折りたたみテープなどで固定します。
ケーブルは、基本、0.1m高さの絶縁物の上に設置します。高さも一定になる様にテープなどで固定します。
先端のプラグが試験器と合わない場合は、切断して接続することがベストですが、それが許されない場合は、変換プラグを使用して、極力通常設置に近い状態にします。
試験機と供試体との距離は、高周波試験(インパルス、EFT/B)の場合は、0.5mから1m以内が原則です。(長いとノイズが減衰します。)
国際規格IEC61000-4-4(EFT/B)では、ケーブル長ではなく、装置間の距離を規定しています。
これにより、コンセントの高さ違いなどで0.5mでは届かないなどの問題が解消されます。
距離が一定なならば、ケーブルの長さ違いの影響は少ないというデータから装置間距離の規定となっています。