ISO 10605_2008 Annex Fの結合板を使用する試験は、何を模擬していますか?
ISO 10605_2008 Annex Fの結合板を使用する試験は、何を模擬していますか?
ISO 10605_2008 Annex Fでは車内から操作される場合の静電気試験を想定しています。
想定される静電気の経路は、車内の搭乗者(放電ガン)→DUT→車のボディ→車内の搭乗者(放電ガンのリターン)という経路になります。
HCPは車のボディを想定しているため上記のループを作るために、放電ガンのリターンはHPC(水平結合板)へ接続します。
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UA(バッテリー電圧)を0Vに設定し、US(試験電圧)を入力頂ければ可能です。 ただしスタンドアローンで制御する際と同じく、安全上DC出力のラインスイッチはOFFのまま試験スタートすることを推奨いたします。 (UAを0V設定していてもDUT電源をBP4610から供給していると誤差の範囲で数Vの電圧が出力されているためです。 誤差の電圧ではおそらく問題ないですが、例えば13.5Vくらいの電圧がCCC用のクランプにかかると、クランプもしくは50Ωの終端が燃える可能性がございます。)
ISO 10605のコンデンサと放電抵抗の組合せは、どのような事を想定していますか?
コンデンサと放電抵抗の組合せは、下記のような事を想定しています。 〇150pF-330Ω:自動車整備士の方などが、車外から金属工具で修理、部品交換する製品 〇150pF-2kΩ:人が、車外から指で直接触れそうな製品 〇330pF-330Ω:自動車整備士の方などが、車内シートに座った状態で金属工具で修理、部品交換する製品 〇330pF-2kΩ:人が、車内シートに座った状態で直接指で触れそうな製品
放電抵抗ケーブル「05-00054B」とグラウンドケーブル(ISO規格用)「05-00104A」の材質は何ですか?
ケーブル材質(被覆や抵抗以外)はスズメッキ軟銅線となっています。
静電気試験器のISO 17025校正の校正証明書に 「電流波形の測定値は100回の測定結果を平均した値を基にしており、電流値はオシロスコープより得た電圧値に変換係数を乗じて算出したものです。」 と記載がありますが、この100回印加して測定する方法はISO 10605の規格に則った方法でしょうか?
ISO17025の認定校正は、作業手順を申請者(弊社)が作成し、認証機関に認めていただいた方法で実施することになります。 通常、IEC61000-4-2では5回、ISO10605では10回と回数が決まっていますが、 試験器のメーカーとして、規格通りの回数だけでは心もとないと考え、認定機関に100回で申請し、認定をいただきました。
【試験器】静電気試験器の概略仕様(特徴)について教えて下さい。
IEC 61000-4-2 / ISO 10605規格に準拠した最大出力30kVの放電ガン方式の静電気試験器です。
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