ISO10605規格にて静電気試験を実施する際の試験環境について グランドプレーン(03-00007A)は3枚組になっているが、1枚のみの使用でも問題ないですか?
ISO10605規格にて静電気試験を実施する際の試験環境について グランドプレーン(03-00007A)は3枚組になっているが、1枚のみの使用でも問題ないですか?
ISO10605規格にはグランドプレーンのサイズについての指定はございません。
※IEC61000-4-2規格では「水平結合板よりも各辺50cm以上」の記載がございます。
従ってグランドプレーン1枚のみ敷く環境でもISO規格上問題ございません
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【オプション】グランドプレーンの寸法を超えるEUTの場合、使用するグランドプレーンのサイズはどのように考えますか?
当社のグランドプレーン(03-00007A)は1.8m×1.0mの板が三枚セットになっています。 IEC61000-4-2規格上グランドプレーンはEUTもしくは水平結合板のすべての側面から少なくとも0.5m以上大きいことが必要ですので2.0+0.5m(右側)+0.5m(左側)の3m必要です。 必要に応じてグランドプレーン(03-00007A)を2組以上ご用意いただくことで対応できます。
インパルスノイズ試験器とグランドプレーンをSGケーブルを使って最短で接続している場合、 試験器全体をグランドプレーンに載せなくても良いですか?
試験器全体をグランドプレーンに載せる必要があります。 試験器から出力されたノイズは最終的には試験器筐体内部のSGに戻りますが、 インパルスノイズは高周波成分が多いため、グランドプレーン-試験器の筐体(主に底面)がコンデンサとなり、リターン経路の一部になります。 グランドプレーンと筐体がコンデンサの電極部分に該当するため、筐体全体がグランドプレーン上にある場合と半分程度が上にある場合では コンデンサの容量が異なることになり、試験結果に影響が出る場合があります。
雷サージ試験のシールド接続線に対して試験を行う際、グランドプレーン上に試験者が立っても感電などの問題はありませんか?
測定者がグランドプレーン上にいても問題ありません。 人体に電流が流れる回路ができていないためです。
【試験器】 GT-30RAの放電ガンのケーブルをグランドプレーンに垂らすと放電検出できない事がありますが、なぜですか?
放電検出機能自体が、必ずしも検知するものではございません。 グランドプレーンから離して放電検出機能が働く場合、そのようにご利用ください。 IEC規格上においても放電ガンのケーブルに取り回しの指定はございませんのでご理解お願い致します。 ちなみに実験結果としてグランドプレーンに垂らす長さをより短くする事により検知機能が動作する事がわかっております。
IEC61000-4-2の卓上機器向けの試験でDC駆動のEUTに試験する場合、ACアダプタやバッテリーは卓上、グランドプレーンのどちらに配置したほうが良いですか?
IEC61000-4-2の規格上はどちらに配置するか指定は有りません。 卓上に配置するとバッテリーも含めて試験対象と見なされるので、グランドプレーンに配置することが好ましいと考えます。 DC駆動のEUTなので、除電は欠かさず実施した上で試験してください。
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