INS-S420では、EUTライン入力端子が L, N,PE の3つですが、 3相200Vラインへの印加を3相ラインのうち一本を外回しにするなどで 重畳ユニットを使用せずに試験可能でしょうか?
INS-S420では、EUTライン入力端子が L, N,PE の3つですが、 3相200Vラインへの印加を3相ラインのうち一本を外回しにするなどで 重畳ユニットを使用せずに試験可能でしょうか?
三相ラインの内一本を外回しにし、上記の入力する相間の電圧がAC240V以下であれば、INSーS420が故障することはございません。
ただし、三相の内、外に一本回す場合と三相用の重畳ユニットを使用した場合で、
試験結果に影響する可能性はございますので試験の実施はお客さまの責任で実施してください。
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試験可能です。取扱説明書p.38に記載の通りL,N,PEの各端子はいずれも試験器の筐体からフローティングされているため、 L⇒L1,N⇒L2,PE⇒L3とみなし電源接続することで試験可能です。 但し、製品仕様のEUT電源容量「AC240V 16A」は単相で使用した場合を想定した仕様となっておりますのでご注意ください。
伝導イミュニティ試験(IEC61000-4-6)用CDNタイプはどのように選べばよいですか?
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【試験器】 FNS-AX4-B63の電源容量の仕様は三相AC600V63Aで、N相は10Aとなっていますが、 例えば三相4線32AのEUTは試験可能ですか?
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「方形波インパルスノイズ試験法ガイドブック」の「3.1.2電源ポートへの試験方法(コモンモード)」の中で、「AC電源の場合は、L、NおよびPEと基準グラウンド面間(3種類の試験)に対し、各正極性と負極性のインパルスノイズを印加します。」と記載がありますが、PE端子に対する試験基準は「3.4試験レベル」からすると電源線基準、接地線基準のどちらとするのが正しい解釈でしょうか?
基準は接地線基準になります。 当社発行のガイドブックが参照しているJEM-TR177の規格書には、下記の記載がございます。 ”6.2.3 接地線ノイズ試験 通常は電源ノイズ試験における保護接地に対するコモンモード試験がこれに当たる。" 上記の保護接地は電源線の中の保護接地を指しますのでPEのことになります。
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