IEC61000-4-5の電源線に対する試験で、規格に「EUTの非線形電流₋電圧特性も考慮しなければならない。 したがって、選択した試験レベルを含む、すべてのより低いレベルを試験しなければならない」 とあります。 サージ保護素子のないEUTの場合はどのように考えればよろしいでしょうか?
IEC61000-4-5の電源線に対する試験で、規格に「EUTの非線形電流₋電圧特性も考慮しなければならない。 したがって、選択した試験レベルを含む、すべてのより低いレベルを試験しなければならない」 とあります。 サージ保護素子のないEUTの場合はどのように考えればよろしいでしょうか?
参照規格にしたがいますが、
記載がない場合、選択した試験レベルを含む下位すべてのレベルの試験を実施します。
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試験後は試験器内の除電回路が動作するため、電圧は残りません。 この取扱説明書の仕様項目は、入力部、出力部オープンの状態で、印加中の入力部の電圧を測定しています。 IEC 61000-4-5で要求されている仕様となります。
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IEC 61000-4-3 Ed.4での気象条件はありますか?
一般規格または製品規格に責任をもつ委員会が得に規定しない限り、気象条件はEUTおよび試験機器の操作に関する各製造業者の規定の限度内となっています。 ※IEC 61000-4-2では温度・湿度・気圧などが明確に定義されていますが、61000-4-4 Ed.3では上記のような記載となっています。
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