静電気試験について、なぜ規格ではリターンケーブルをグランドプレーンに接続しているのですか? 放電ガンホルダーのGND端子に接続して試験をするのと試験結果に違いはありますか?
まず、静電気試験器とリターンケーブルのメカニズムについてですが、
リターンケーブルを繋いだ先を基準電位(0V)としてループを作り、静電気を印加する方法を取っております。
グランドプレーンにリターンケーブルを接続する理由としては、面積の大きいグランドプレーンを基準電位(0V)とするため安定した基準電位を確保することが出来ます。
対して、放電ガンホルダーのGND端子では面積が小さく、不安定な基準電位になるため、試験結果の再現性に影響を与えるため規格で認められておりません。