【オプション品】ノイズ印加プローブ01-00034Aに使用するカップリングコンデンサの選定方法を教えてください。

【オプション品】ノイズ印加プローブ01-00034Aに使用するカップリングコンデンサの選定方法を教えてください。

基本的に、結合コンデンサ容量の大きい方がノイズをよく印加できます。
しかし、容量が大きいとインピーダンスが小なくなるため、回路動作に影響してしまう可能性があります。
そのことより、回路動作に影響しない範囲で大きい容量を選定することが重要となります。
そのため、ノイズ印加する前に、印加プローブを接触させて、基板が機能するかを確かめてから、試験を行なうため、カップリングコンデンサは複数用意して頂くことを推奨します。

インパルスノイズのエネルギーをEUTの回路に十分与えるためには、コンデンサの容量は、大きい方が、有利です。
しかし、インパルスノイズ試験器、EFT/B試験器の動的出力インピーダンスは、50Ωです。
仮に試験するプリント基板の信号パターンに、1MHzの周波数の信号が伝達している場合を想定、500pFの結合コンデンサ使用すると、1MHzの信号による結合コンデンサのインピーダンスは、Z=1/(2πfC)に代入して、約318Ωとなります。
これに、インパルスノイズ試験器の出力インピーダンス50Ωを加算し、約 370Ωの抵抗分が、信号ライン-GND間に接続されることになります。
この抵抗成分により、信号ラインの電圧振幅が低下すれば、基板としての機能が出来なくなります。
これを避けるために、結合コンデンサを選択します。 ノイズを印加する前に、印加プローブを接触させて、基板が機能するかを確かめてから、試験を行ないます。
信号の周波数が高くなれば、この現象は顕著になります。

    注目の製品