インパルスノイズ試験器の1次側と絶縁トランスの間に、外来からの電磁波による影響(配線がアンテナの役割をしてしまう)を防ぐためにフェライトコアを装着した場合、波形が変わることがありますか?
インパルスノイズ試験器の1次側と絶縁トランスの間に、外来からの電磁波による影響(配線がアンテナの役割をしてしまう)を防ぐためにフェライトコアを装着した場合、波形が変わることがありますか?
L-N間に装着した場合、コモンモードのノイズフィルターとなり、ノーマルモードの出力インピーダンスが下がることで、
接続されている負荷によっては、インパルスノイズの波形の立上がり時間が遅くなる現象が起きることがあります。
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【試験器】インパルスノイズ試験器の概略仕様(特徴)について教えて下さい。
50Ω終端時に最大電圧2kVまたは4kVでかつ、3ns以下の立上がり時間の速い方形波インパルスノイズを出力することができます。パルス幅は50nsから1000nsまで、パルス繰返し周期はACライン(50Hz/60Hz)同期もしくはVariable設定(1ms~999ms)が可能で、コモンモード試験/ノーマルモード試験にも対応します。
インパルスノイズ試験器の駆動電源ケーブルにも絶縁トランスが必要ですか?
必要はありません。絶縁トランスは試験器にEUT用AC電源を接続する時には必要となります。
EUTは電源です。インパルスノイズ試験器のEUT LINE OUTPUTに電源(EUT)を接続し、EUT LINE INPUT側に負荷を接続し電力供給しながら試験しても試験器が故障しませんか?
INSの入力定格の仕様を超えなければ故障はありません。
コモンモード試験の時、インパルスノイズ試験器のSG端子と建屋側のアースをグラウンドプレーンに接続しますが、インパルスノイズが建屋側へ回り込むことはありますか?
コモンモード試験でのインパルスノイズ試験器からの出力は、 試験器⇒EUT⇒グラウンドプレーン⇒試験器(SG端子)という経路の閉ループとなるため、 基本的に建屋側を経由することはありません。 建屋側への接続は、あくまでも保護接地が目的となります。
Q.波形確認を行いたいのですが、確認方法はどのように行えば良いですか?
インパルスノイズ試験器以外にオシロスコープ(周波数帯域幅DC~600MHz以上)と波形観測用アッテネータ00-00017Aをご用意頂き、 インパルスノイズ試験器のPULSE OUTから出力される波形を波形観測用アッテネータを通し、オシロスコープで波形を確認します。 (入力インピーダンスは50Ωに設定) 【参考情報】 インパルスノイズ試験器の始業前点検 - 株式会社ノイズ研究所
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