製品仕様(オプション品含む)
【試験器】 雷サージ試験器LSS-15AX-A1とLSS-F03-A1を使用しています。 ACラインの位相角に印加する場合、15AXでは取扱説明書に位相角補正について記載されていますが、F03には記載されていません。 F03では補正する必要はないのでしょうか?
F03は印加相により試験器が自動的に補正するため、補正して位相角を入力する必要はありません。 補足 LSS-15AX:手動補正 LSS-F02/F03:自動補正 LSS-F03A:2019年10月ごろからユーティリティで自動補正ON/OFF選択可能 LSS-6330:ユーティリティで自動補正ON/OFF選択可能 LSS-6330A:ユーティリティで自動補正ON/OFF選択可能
【試験器】 消耗品はありますか?
LSS-F03seriesは 本体内部に使用している切換スイッチ、充電コンデンサ、除電リレー、放電スイッチ、コンタクタ、ブレーカ、管ヒューズ、ファン、バリスタ及びアレスタは消耗品です。 使用条件、使用環境によって部品交換の時期は異なります。消耗品の詳細に関してはお問合せください。 寿命は使用条件、環境によって差があります。 出力波形が不安定などの症状が現れた場合、上記消耗品の劣化が考えられますので、購入元または弊社カスタマサービスセンターに修理をご依頼ください。 お客様による修理はできません。 ...
【オプション品】 雷サージ試験器の通信線印加用CDNで使用するガスアレスタの寿命を教えてください。
ガスアレスタの寿命は、設定電圧により大きく変化しますので、一律的な寿命を申し上げることが出来ません。 印加回数に関わらず、サージを印加したときにガスアレスタが発光しなくなった場合は交換する必要があります。 以下、ご参考としての寿命を記載します。 ・LSS-INJ6401SIGに1.2/50μs波形を4kVで印加した際の目安 約30000回 ・LSS-6330TELに10/700μs波形を4kVで印加した際の目安 約4000回 ...
【オプション品】 LSS-F03シリーズと外付け信号線用CDNの接続ケーブルの互換性について、教えてください。 高速通信線用重畳ユニット(F-130814-1004) ・F-130814-1004用:05-00147A 相互接続専用重畳ユニット(LSS-INJ6401SIG) ・LSS-INJ6401SIG用:05-T1578
F-130814-1004で使用する05-00147AはLSS-F03と組合せ校正した際に規格値に入るように、ケーブル長1.5mとなっています。 LSS-INJ6401SIGで使用する05-T1578はユニットを床置きすることを想定しケーブル長2mとなっています。 F-130814-1004と05-T1578の組合せでは、波形規定を満たさない可能性が有ります。 ...
【試験器】標準添付されている電源ケーブルは何V用ですか?
標準添付されている電源ケーブルはAC100~120V用です。 AC220~240Vでご使用の場合は使用する国の安全規格に適合した保護接地端子付きの3芯電源ケーブルをご用意下さい。
【試験器】雷サージ試験器のヒューズの交換はどうすれば良いですか?
LSS-F03seriesは前面に、LSS-6330seriesは背面にACインレットにヒューズホルダがあり、お客さまで交換が可能です。 推奨ヒューズやヒューズが入手困難な場合は弊社カスタマサービスセンターにご相談下さい。
【試験器】雷サージ試験器をしばらく使用していなかったら、保存していた試験条件が消えてしまいましたがなぜですか?
試験器によっては内部バッテリーを搭載し、駆動電源と接続時に充電を行うため、 しばらく電源に繋いでいないと内部バッテリーの放電が進み、試験器にに保存していた試験条件が消えることが有ります。 定期的に電源に接続することをお奨めいたします。
【試験器】雷サージ試験器LSS-F03シリーズのL1,L2,L3,N,PE出⼒のライン出⼒ケーブル(⾚⾊)とCDNへのHOT、COM 出⼒のライン出⼒ケーブル(⾚⾊)をつけ、CDNへ接続した状態で試験(ラインサージ or CDN試験)を実施しても問題ないでしょうか︖
その場合、ERROR表⽰が出て試験ができません。 試験器のサージ出⼒端⼦【HOT】、【COM】を使⽤した試験を⾏おうとした場合・・・ERROR4 AC/DCライン重畳部を使⽤した試験を⾏おうとした場合・・・ERROR5 がそれぞれ表⽰されます。 試験に使⽤しない⽅の端⼦にはコネクタキャップを接続するようにしてください。
【試験器】雷サージ試験器LSS-Fシリーズ(チョークコイル可変)、各チョークコイル(0.8/1.0/1.3/1.5mH)を使用した場合の 波形保証はどうなりますか?
波形保証は1.5mHのみとなります。その他のチョークコイルを選択した場合、波形が変化します。 チョークコイルを1.5mH以外で使用する目的は、高電流製品等で共振による影響で評価ができない製品に 対し、共振点をずらし評価を優先させるためのものです。
【オプション品】LSS-F03制御ソフトウェアの必要動作環境は?(OS,CPU,メモリ)
OS:Win10/11 CPU1GHz以上のプロセッサまたはSoC,メモリ:1GB(32 ビット) または 2GB(64ビット)の必要動作環境を満たしていれば問題ありません。
【オプション品】絶縁トランスTF-2302PにC100Vを入力し、テスターで出力側の1-PE間、L2-PE間を確認すると、測定する度に70Vや30Vになりますが、正常でしょうか?
正常です。絶縁トランスの2次側を何も繋がずに測定すると、グランドから浮いているため、基準がありません。 L1-L2間は100Vが測定されるはずですのでご確認ください。
【オプション品】雷サージ試験期用絶縁トランスTF-6503Pは入・出力電圧ごとに240V、480V、600Vとタップが分かれていますが、100Vなどの低い電圧でも600Vの口に接続して使用しても問題ないですか?
低い電圧の時に高い電圧タップに接続すると、無負荷~最大負荷時の電圧変動が5%を超える可能性があります。 電圧変動を許容できない場合は、近い値のタップに切替えてください。
【オプション品】絶縁トランスTF-6503Pを480V入力→240V出力の低圧トランスとしての利用が可能と考えております。 同一端子を240V→100Vとして利用してもよいでしょうか?(損失大は想定しています)
絶縁トランスの構造として、 480V端子:200V入力 / 240V端子:100V出力 は可能です。 ただしTF-6503Pの仕様は入出力の端子は同じところ取るのが前提ですので入出力電圧の保証はありません。 絶縁トランス端では電圧平衡の負荷をつけておりませんので、出力電圧を確認するためには試験器に接続してからテスターで確認してください。
【試験器】LSS-F03シリーズはIEC 60664に準拠していますか?(耐圧試験)
波形の見方やピーク電圧の許容値が違うため準拠していません。 <ピーク電圧の許容差> IEC 60664:ピーク電圧の許容値が±3% IEC 61000-4-5:LSS-F03では設定電圧に対して±10%の仕様になります <波形の見方> IEC 60664:IEC61000-4-5 Ed.3ではなくEd.2になります。 ⇒Ed.3とEd.2の見方の違いで、半値幅および立上り時間は、1%程変わりますので波形保証できません。
【試験器】雷サージ試験器LSS-F03シリーズの取扱説明書の仕様の項目に「残留電圧 印加サージ電圧の 15% 以下、または電源ラインの定格電圧ピーク値 の2倍以下」とありますが、試験後にも試験器に電圧が残ってているのでしょうか。
試験後は試験器内の除電回路が動作するため、電圧は残りません。 この取扱説明書の仕様項目は、入力部、出力部オープンの状態で、印加中の入力部の電圧を測定しています。 IEC 61000-4-5で要求されている仕様となります。
【試験器】雷サージ試験器LSS-6330シリーズ、LSS-F03シリーズの除電について、取扱説明書には<試験を終了すると、内部高圧回路の除電時間を設けます。除電時間は約4 秒です>と記載されていますが、一時停止、非常停止でも同様に約4秒で除電されますか?
除電が完了するまで約4秒かかるのは、以下の状況です: 「試験終了時」 「試験停止時(STOPまたはERROR)」 「非常停止時」は強制除電が行われるため、時間の制約はありません。 また、「試験一時停止時」はカウントが停止するだけで、除電は行われません。
【オプション品】LSS-INJ6401SIG、F-130814-1004の選定で非シールド非対称線、非シールド対称線の違いを教えてください。
【非対称線とは】 0Vの1線を基準に、電圧変動して信号が伝達する通信 例)RS-232C(機器間の通信)など 【対称線とは】 1線に対して逆相になるように電圧変動して信号が伝達する通信 (信号線1本に対してそれぞれに基準となる線がある) 電話線や長距離通信,RS-485,LANなど 非シールドとシールドの違いは、ケーブルの外側に保護のシールドがあるかの違いです。 同軸ケーブルのように外側に金属層があるのがシールドあり、ないのが非シールドになります。
【オプション品】RS-485(対称線)の試験をLSS-INJ6401またはテレコムCDNで通信しながら試験する方法はありますか?
RS-485の試験をLSS-INJ6401またはテレコムCDNで通信しながら試験するのは困難です。 LSS-INJ6401は非対称線の試験用で、減結合Lがコモンモードで巻かれていないので差動信号は通過できないと思われます。 テレコム重畳部は電話線を想定してますので想定周波数は数kbps です。 減結合Lが2線ずつコモンモード巻きしており、通信に対してはインピーダンスとなるので、 あまりに低い電圧やEUT側のインピーダンスが低い場合に電圧降下がおきて通信不能となる可能性があります。 (電話線 ...
【オプション品】高速通信専用重畳ユニット MODEL:F-130814-1004で、下記①~④のLANケーブルの仕様/スペックはそれぞれ試験可能ですか?
①CAT5E UTP(非シールド) ②CAT5E STP(シールド) ③CAT6 UTP(非シールド) ④CAT6 STP(シールド) CAT5EおよびCAT6は、通信速度最大1000MBpsのため、F-130814-1004での試験は実施可能です。 ①CAT5E UTP(非シールド)、③CAT6 UTP(非シールド)は問題なく実施できます。 しかし、②CAT5E STP(シールド)、④CAT6 ...
【オプション品】TF-6503P絶縁トランスの容量を教えてください。
52 kVAです。 三相絶縁トランスの場合、次の数式で算出します 【最大入力電圧600V】 ✖ 【最大出力電流50A】 × √3 = 52kVA
【試験器】AC LINE検出をOFFにできる特注雷サージ試験器を使用しています。AC LINE OUTで波形を確認するため、AC LINE検出をOFFにしましたが、ライン検出エラーが出た印加できません。AC LINE検出以外に設定する項目はありますか?
AC LINE検出以外に設定する項目は、MANUALモードで位相角を非同期に設定、EUT LINE SWをONに設定してください。
【試験器】JEC規格対応LSS-700シリーズの取扱説明書に、電源重畳時の波形が規定されていないのはなぜですか?
JEC規格では、サージアウトのみ波形規定しており、電源重畳の記載が無いためです。 その為LSS-700シリーズのCDN OUTで波形観測しても電圧波形:1.2/50μs、電流波形:8/20μsになりません。
【試験器】LSS-700シリーズでは、EUTライン2次側に保護用トランスが入っていますが、バックサージが観測されます。このバックサージ電圧をさらに減衰させることは可能でしょうか?
バックサージをさらに抑えることは難しいと考えます。 ・絶縁トランス付ける場合:絶縁トランスなのでノーマルモードのサージは貫通します。 ・LCフィルタを挿入する場合:バックサージをさらに落とすことは可能ですが、漏電が増える結果となります。 EUT用電源としてCVCFを使う場合は、耐圧を確認してください。また耐圧不足の場合は外部で避雷素子等を別途取り付けてください。 (20kVモデル試験器で最大2kV程度、12kVモデルで1.2kV程度のバックサージが発生する可能性が有ります)
【オプション品】18-00048B、アウトレット部分には4.5kV対応というシールが貼ってありますが、それ以上の電圧では試験はできないでしょうか?
コンセント(アウトレット)部分の耐圧は4.5kVですが、ターミナル部分の耐圧は15kVなので、4.5kV以上の試験はターミナルに配線して試験を実施してください。
【オプション品】18-00048Bのコンセント(アウトレット)部分のメーカーと型式を教えてください。
パナソニック株式会社製のWCF5901、となります。 https://www2.panasonic.biz/ideacontout/2012/12/08/2012120800030113.PDF
【オプション品】雷サージ試験器で用いる絶縁トランスは、昇圧トランスで代用でいもいいでしょうか?
絶縁トランスであれば問題ございません。 ただし、一般的な昇圧トランスやスライダックといった製品は一次側と二次側でPEがつながっており、 完全に絶縁されていないため、代替することができません。
【オプション品】TF-2302P絶縁トランスの容量を教えてください。
7.2 kVAです。 次の数式で算出します 駆動電源の【最大入力電圧240V】 ✖ 【最大出力電流30A】 = 7.2 kVA
【試験器】雷サージ試験器LSS-F03シリーズはL+N -PE同時印加設定可能ですか?
雷サージ試験器(LSS-F03シリーズ)本体の特注改造、特注外部CDNでの対応が可能です。 ITU-T K.21 K.44規格への対応改造実績があります。
【試験器】雷サージ試験器LSS-6230AではIEEE C62.45-2002に準拠、雷サージ試験器LSS-6330ではIEC61000-4-12準拠となっていますが、この二つは何が違いますか?
IEEE C62.45-2002は、電流波形の立ち上がり規定がなく、IEC61000-4-12は規定があります。 従ってIEC61000-4-12はIEEE C62.45-2002をカバーしています。
【試験器】雷サージ試験器LSS-15AX/F02/F03シリーズで各波形を出力させる際のコンデンサ容量を教えてください。
・サージアウト部から1.2/50μFコンビネーション波形を出力する場合は10μF ・電源重畳部から1.2/50μFコンビネーション波形を出力する場合は、10μF+2μF=12μF ・10/700μFコンビネーション波形を出力する場合は、10μF+2μF+8μF=20μF
【オプション品】高速通信線ユニットF-130814-1004はLANケーブルのどのカテゴリーに対応していますか?
CAT5,CAT5e,CAT6,CAT6Aに対応しています。
【オプション品】高速通信線ユニットF-130814シリーズの内部結合方式はコンデンサもしくはガスアレスタ結合どちらになりますか
ガスアレスタ結合になります。
【オプション品】高速通信線ユニットF-130814シリーズのPOEスイッチの使用方法を教えて下さい。
POEスイッチは、EUTとAEとのPOE通信時にCDNとの共振による通信エラーを回避するために使用します。 スイッチをON(緑ランプ点灯)するとデカップリング回路が切り離されます。 従って、試験時には、必ずデカップリング回路が繋がった状態(スイッチOFF:緑ランプ消灯)で試験する必要があります。 共振を回避するため、POEスイッチをONした後に、EUTとAEの電源を投入します。通信確認後、サージ出力前に必ずPOEスイッチをOFFしてから試験を実施します。
【オプション品】相互通信線ユニットでLAN評価をしたいのですが可能でしょうか?
インダクタンスが20mHと高く通信ができないため対応できません。高速通信線ユニットF-130814-1004で評価が必要です。
【オプション品】LSS-INJ6401SIGのコンデンサ結合、アレスタ結合の選択はどのように考えればよいですか?
LSS-INJ6401SIGは、コンデンサ結合とアレスタ結合の切り替えができますが、コンデンサ結合はインピーダンスが変わるので通信が出来ない場合があります。 アレスタ結合は「コンデンサ/アレスタ」と「アレスタ単体」のユニットで選択できますが、 IEC 61000-4-5Ed.2では伝送速度によって「コンデンサ/アレスタ」と「アレスタ単体」とを変えると言及がありましたが、 最新のIEC 61000-4-5 ...
【オプション品】LSS-INJ6401SIGについて ・コンデンサ結合 ・ガスアレスタ結合 ・ガスアレスタ+コンデンサ結合 の3種あるが、 それぞれ選択する基準について教えてください。
・コンデンサ結合 IEC 61000-4-5 Ed.3準拠。スイッチ素子ではないので波形の立ち上がりがきれいに出ます。 ただし、大容量Cになるためインピーダンスが極端に落ち、AE-EUT間通信が成り立たない可能性が高く、波形に影響する場合があります。 ・ガスアレスタ結合 IEC 610004-5 Ed.3準拠。スイッチ素子ですので、立ち上がりにノイズが乗ります。結合の容量が小さい(約15pF)ので通信線への影響が小さいです。 ONになればコンデンサ結合と比べて波形への影響が小さいです。 ...
【試験器】雷サージ試験器LSS-F03 seriesの寸法及び重量はどの位でしょうか?
寸法・重量は下記の通りとなっています。 寸法(突起物除く): LSS-F03A1A/A3A:W555×H1450×D790(mm)、LSS-F03C1A/C3A:W555×H1800×D790(mm) 重量: A1A: 約290kg、A3A: 約300kg、C1A :約325kg、C3A :約340kga
【試験器】雷サージ試験器LSS-6330 seriesの寸法及び重量はどの位でしょうか?
寸法・重量は下記の通りとなっています。 寸法(突起物除く) LSS-6330-A20A:W430×H349×D540(mm) LSS-6330A-B63A:サージ発生部:W430×H371×D540(mm)、CDN部 W430×H695×D686(mm) 重量:LSS-6330-A20A 約50kg、 LSS-6330-B63A サージ発生部 約40kg、LSS-6330-B63A CDN部 約135kg
【試験器】 定格以上のEUT電力容量を入力した時、どうなりますか?
定格以上の電圧及び電流が入力されると、試験器の破損や火災の原因になります。 試験器内部のCDNの部品もしくは配線が熱で断線することが考えられますので、定格内でのご使用をお願いします。
【試験器】 雷サージ試験器にウォームアップ時間の規定はありますか?
ウォームアップ時間の規定はありますせん。
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