FAQ(よくある質問と回答) | 規格 | ナレッジベース
規格
ESS-PS1のバッテリーがまったく充電されていない状態から、フル充電するまでにかかる時間はどれ位ですか?
電源OFFで充電のみの場合3時間(参考値)です。 当然ですが、ACアダプタ駆動でバッテリーを充電しながら試験をする といった使い方になると使い方で変化します。
ISO 10605_2008 Annex Fの結合板を使用する試験は、何を模擬していますか?
ISO 10605_2008 Annex Fでは車内から操作される場合の静電気試験を想定しています。 想定される静電気の経路は、車内の搭乗者(放電ガン)→DUT→車のボディ→車内の搭乗者(放電ガンのリターン)という経路になります。 HCPは車のボディを想定しているため上記のループを作るために、放電ガンのリターンはHPC(水平結合板)へ接続します。
IEC61000-4-2の卓上機器向けの試験でDC駆動のEUTに試験する場合、ACアダプタやバッテリーは卓上、グランドプレーンのどちらに配置したほうが良いですか?
IEC61000-4-2の規格上はどちらに配置するか指定は有りません。 卓上に配置するとバッテリーも含めて試験対象と見なされるので、グランドプレーンに配置することが好ましいと考えます。 DC駆動のEUTなので、除電は欠かさず実施した上で試験してください。
静電気試験とは何ですか?
人体からの静電放電を模擬し、電子機器の耐性を評価する試験です。実際の静電気放電現象は気中放電ですが、再現性に乏しいことから試験では、接触放電による試験が主体となっています。
静電気試験において人体の容量はどの位ですか?
人体の容量は約100pF、抵抗は約2kΩと考えられ、IEC 61000-4-2では余裕を見て人体の容量を150pFと規定しています。
IEC 61000-4-2のコンデンサと放電抵抗(150pF-330Ω)は、どのような事を想定していますか?
帯電人体による電子機器へのESD現象を想定しています。 150pF:人体と床との静電容量 330Ω:人体が金属物を持って接触
ISO 10605のコンデンサと放電抵抗の組合せは、どのような事を想定していますか?
コンデンサと放電抵抗の組合せは、下記のような事を想定しています。 〇150pF-330Ω:自動車整備士の方などが、車外から金属工具で修理、部品交換する製品 〇150pF-2kΩ:人が、車外から指で直接触れそうな製品 〇330pF-330Ω:自動車整備士の方などが、車内シートに座った状態で金属工具で修理、部品交換する製品 〇330pF-2kΩ:人が、車内シートに座った状態で直接指で触れそうな製品
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