製品仕様(オプション品含む)
【オプション】グランドプレーンの寸法を超えるEUTの場合、使用するグランドプレーンのサイズはどのように考えますか?
当社のグランドプレーン(03-00007A)は1.8m×1.0mの板が三枚セットになっています。 IEC61000-4-2規格上グランドプレーンはEUTもしくは水平結合板のすべての側面から少なくとも0.5m以上大きいことが必要ですので2.0+0.5m(右側)+0.5m(左側)の3m必要です。 必要に応じてグランドプレーン(03-00007A)を2組以上ご用意いただくことで対応できます。
【オプション】07ー00022A USB光インターフェースの代わりに、市販のインターフェースを使用しても問題ないでしょうか?
社内検証済み以外の製品に関しては、使用可否の判断および使用保証はいたしかねます。
【オプション】 ESS-801試験環境にIEC規格準拠証明書がついていますか?
証明書はないですが、取扱説明書に「IEC61000-4-2規格準拠」の記載があります。
【オプション】プローブスタンドMODEL:03-00108Aの材質を教えてください。
プローブスタンドの金属の材質はSUS303(ステンレス)です。 白いハンド部分(ガン保持部)の材質は、エンジニアプラスチックのPOM(ポリアセタール樹脂)です。
【試験器】静電気試験器(ESS-PS1)は、AC接続して使用している時、試験器内部の電池には同時に充電されているのでしょうか?
はい、充電されます。
【試験器】放電ガン(GT-31S)と静電気試験器(ESS-PS1)間のケーブル長はどのくらいですか?
放電ガン(GT-31S)-静電気試験器(ESS-PS1)間のケーブル長は個体差がありますが約2mです。 放電ガン(GT-30R)-静電気試験器(ESS-S3011A)間も同様です。。
【試験器】ESS-S3011Aの電源投入直後に表示される画面に、2つのバージョン情報が表示されます。それぞれ何を表していますか?
画面下、左の値はファームウェアバージョン、右の値は画面のバージョンです。
【試験器】 ESS-S3011Aのプリチェック機能のうちCHECK1の高圧出力確認はどの範囲に入ればPassと表示されますか?
設定電圧値に対して±5%に入っていればPassになります。 電圧値は+0.2, 2, 4, 6, 8, 15, 25, 30kV ⇒ -0.2, 2, 4, 6, 8, 15, 25, 30kVの順でチェックしております。
【試験器】 ESS-S3011AとESS-B3011Aの放電検出機能の検出と感度設定の仕組みはなんですか?
放電時に発生したノイズを、放電ガンに内蔵されたアンテナ回路で受信し、試験器本体のフィルタを通して検出しています。 フィルタ回路を切り替えることで感度を変更していますが数値として示せるものはありません。また、放電検出できない場合もあります。
【試験器】 GT-30RAの放電ガンのケーブルをグランドプレーンに垂らすと放電検出できない事がありますが、なぜですか?
放電検出機能自体が、必ずしも検知するものではございません。 グランドプレーンから離して放電検出機能が働く場合、そのようにご利用ください。 IEC規格上においても放電ガンのケーブルに取り回しの指定はございませんのでご理解お願い致します。 ちなみに実験結果としてグランドプレーンに垂らす長さをより短くする事により検知機能が動作する事がわかっております。
【試験器】ESS-S3011Aのプリチェック機能についてどういった診断を行っていますか?
添付ファイルをご参照ください。
【試験器】静電気試験の印加繰返し周期の設定について本体側では最短0.05sの試験設定が可能ですが、 500pF-0ΩのCRユニットを使用する際も0.05sの試験が可能ですか?
500pF-0ΩのCRユニットを使用する際は最短0.2sになります。 繰返し周期の推奨最短設定はCRユニットの定数に依存致します。 設定自体は可能ですが、チャージが充分できないため規定の印加ができません。 標準の150pF,330Ωであれば0.05sの試験設定が可能です。
【試験器】標準添付されている電源ケーブルの電源電圧はどのくらいですか?
標準添付されている電源ケーブルはAC100~240V用です。 電源ケーブルは保護接地端子を備えた電源コンセントに接続して下さい。
【試験器】静電気試験器のヒューズの交換はどうすれば良いですか?
静電気試験器の背面のACインレットにヒューズホルダがあり、お客さまで交換が可能です。 推奨ヒューズやヒューズが入手困難な場合は弊社カスタマーサービスセンターにご相談下さい。
【試験器】ESS-625Sを所有しており、IEC 61000-4-2相当の評価をしたいのですが可能でしょうか?
ESS-625SはIEC規格が制定される前に開発された製品であるため、互換性はありません。
【試験器】ESS-S3011AとGT-30RAを2セット使用しています。 気中放電時、印加後にトリガを引いてチャージできるまでの時間に1~2秒差がありますが、なぜでしょうか?
輻射レベルモードの設定によるものだと考えられます。 特別モード(EXTRA)に設定すると、標準モード(NORMAL)より時間がかかります。 製品出荷時は、特別モード(EXTRA)が設定させておりますので、ご注意ください。
【試験器】ESS-S3011の外部トリガについて、 信号入力後どのくらいの時間で印加されますか?
15~25msほどで外部トリガを認識し、10ms程度の機械接点(リレー)の遅延の後に印加が始まります。 (ガントリガも同様の動きです)
【オプション品】試験環境(テーブル型・床置き型)は自分達で組立てられますか?
特殊な工具は必要なく、お客さまが組立てる事ができます。
静電気試験器ESS-PS1の試験器内部の電池を購入することは可能ですか?
お客さま側での交換は出来ませんので、予備電池(バッテリー)の交換をご希望の際には、弊社カスタマサービスセンターまでご相談ください。
ESS-PS1のバッテリーをフル充電した場合、バッテリーは 何時間ほど持ちますか? または何回くらい放電ガンの充放電が可能でしょうか?
フル充電時の連続使用時間は約8時間を目安としてお考えください。 ただし、放電回数も含め、使用方法によって変動するため、一概に断定することはできません。
【オプション品】絶縁支持台(03-00024A)の材質及び寸法・質量・耐荷重は?
材質は木製で、寸法・質量・耐荷重は下記の通りとなっています。 寸法:W1200 × D1200 × H1000mm 質量:約22kg 耐荷重:約500kg
【オプション品】グランドプレーン(03-00007A)の材質及び寸法・質量は?
材質はアルミニウムで、寸法・質量は下記の通りとなっています。 寸法:(W)1800×(D)1000×(t)1.5mm 質量:約7.2kg(1枚)※03-00007Aは3枚1組となっています
【オプション品】放電ガン延長ケーブル(05-00047B)はIEC 61000-4-2の規格対象外ですが、3m延長することによって、波形に影響はありますか?
電流波形の一次ピークに関しては特に変化は見られませんが、二次ピーク部分にはわずかな変化が確認されています。 ただし、その変化は検査基準に抵触するような大きなものは確認できておりません。 なお、弊社では標準長さの高圧ケーブルを用いた場合に波形を保証しております。そのため、延長ケーブルを使用した際の波形については保証対象外となりますのでご了承ください。
【オプション品】垂直結合板(03-00005A)に付属されているセンターアダプターとは何ですか?
放電ガンの先端に装着した放電チップ(円錐型)を水平結合板に固定・接触するために使用するアダプターです。 このセンターアダプターは保守部品のため、紛失や破損の際は、弊社カスタマサービスセンターまでお問い合わせください。 修理・校正に関するお問い合わせ - 株式会社ノイズ研究所
【オプション品】放電抵抗ケーブル(05-00054B)について、抵抗が入っている理由を教えてください。
1.抵抗を挿入することで、電荷が一気にケーブルへ流れるのを防ぎ、電磁界輻射を維持することができます。具体的には、数ミリ秒程度の時間をかけてゆっくりと電荷をケーブルへ流す役割を果たします。 2.感電防止の観点からも抵抗は重要です。抵抗を使用せずにGNDが帯電すると、感電のリスクが生じますが、抵抗を入れることで徐々に除電を行い、このリスクを軽減します。
【オプション品】放電抵抗ケーブルの抵抗が両端についているのはなぜですか?
抵抗が真ん中にあるとケーブル自体がアンテナ源となり、輻射ノイズが発生する可能性があるためです。 抵抗を両端につけることでケーブル自体がアンテナ源にならずケーブルからの輻射ノイズを防ぎます。
【オプション品】放電抵抗ケーブル(05-00054B)について、四角ケース側と円錐ケース側で端子位置(四角ケースは傍、円錐ケースは約20mm離れた場所)が異なっていますが、テーブル(垂直結合板)と床面(GND)へ取り付けるときに、取付方向(四角ケース側/円錐ケース側)に決まりはありますでしょうか。 また、端子位置が異っている理由はありますか?
テーブル(垂直結合板)と床面(GND)へ取り付けはどちらでも構いません。 ※四角ケース側と円錐ケース側で端子位置(四角ケースは傍、円錐ケースは約20mm離れた場所)が異なる理由ですが、非接地機器(アースの無い製品)で金属筐体がある場合、放電抵抗ケーブルを介して水平結合板(GND)へ接続する必要がございます。 規格では非接地機器は供試機器試験場所からできるだけ近いところに(20mm未満)接続しなければならないため、この場合、非接地機器側に四角ケース側の端子を接続することになります。
【オプション品】型番がTCで始まる放電ガンを使用していますが、放電チップ12-00007A/12-00008A/12-00009Aを取付けることは出来ますか?
放電チップ12-00007A/12-00008A/12-00009Aは、 型番がGTで始まる放電ガンのみ取付ける事ができるため、TCで始まる放電ガンには取付けることはできません。
【オプション品】自動除電プローブ(01-00013A)について使用用途は何でしょうか?
アース経路の無い非接地装置におけるESD試験では、1回の印加ごとに確実な除電が必要です。 そのため、規格対応品ではありませんが、作業をより効率的かつ確実に行えるようにご用意いたしました。
【オプション品】ESD試験器検証用電流波形ターゲット(06-00094A)の校正治具として引き続きESD試験器用電流ターゲット校正セット(06-00068B)は使えますか?
ご使用いただけます。
【オプション品】ESD微小ギャップ放電チップ(12-00010A)の最大電圧制限はありますでしょうか
特に制限はありません。 しかし、高電圧(例えば30kV等)で消耗(劣化)するのが早くなる可能性がございます。
【オプション】赤外線リモコン(13-00004A)※で、IECモード以外の試験条件の変更が出来なくなりました。どうすれば解除出来ますか?
リモコンの機能でIECモード以外の試験条件をLOCK・UNLOCKできる機能があります。 解除する場合は赤外線リモコンのユーザー定義キー【F1】~【F4】に[LOCK・UNLOCK]を割り当ててそのボタンを押せば解除できます。 ちなみに[LOCK・UNLOCK]はESS-S3011の途中から追加された機能のため、販売した年代によってはキーの割り当てができない場合がございます。 その場合、ユーティリティ画面5の設定の初期化をして頂く必要がございます。 ...
【試験器】静電気試験器の本体アースと、放電ガンのリターンケーブルは同電位ですか?
本体アースとリターンケーブルの間にフェライトコアが挿入されているため、高周波では分離されています。 ただし、直流では同電位となります。
【オプション】ISO10605用導電マット 03-00055Aの表面抵抗の値はどのくらいですか?
導電マットの表面抵抗値(緑色の面)は、ISO 10605の規格値通り、10^7~10^9 [Ω/sq]となっています。
【オプション】放電チップ12-00010Aについて
Q.詳細 放電チップ12-00010Aを使ってのギャップ放電試験でCRユニット:0Ω-500pFで試験を行いました。 1)放電チップ(ギャップ部)が黒ずんでしまいました。このまま使用しても良いのか? 2)放電チップ12-00010Aを使用する際に、CRユニット:0Ω-500pF品を使用した場合、一般的にどのような状態になるのでしょうか? 3)放電チップ12-00010Aを使用する際に、CRユニット:0Ω-500pF品を使用して、±13kV、±15kV、±18kVで試験をしたところ、放電ギャッ ...
導電マットMODEL:03-00055Aの経年変化でどのようになりますか?
見解となりますが、経年劣化で表面抵抗値は変化いたします。また、ご使用される中で表面抵抗値が高くなってまいりますと、製品寿命となります。
【オプション品】放電抵抗ケーブル05-00054Bについている圧着端子のサイズは?
4.3Φです。仕様は5.5-4で、5.5は圧着できる線の太さ、4はネジサイズとなります。
静電気試験器の放電ガントリガを引いても火花放電しません。故障でしょうか?
故障と判断する前に静電気試験器本体のトリガ設定を確認します。 ※詳細は各モデルの取扱説明書を参照願います。 代表的な静電気試験器 【ESS-200AX / 2000】 MODELキーを押下しメニュー画面を表示。 ↓ 0補助(0 UTILITY)を選択。 ↓ *UTILITY画面で0 MISCELLANEOUSを選択し機能設定画面を呼び出す。 ↓ 設定枠をTRIGGERの項目に移動し、GUN TRIGGERになっているか確認します。 ※ロータリノブを回すことでトリガ設定(変更)ができます。 ...
放電チップ12-00007A/8A/9Aの寸法を教えてください。
12-00007A/8AはIEC61000-4-2の規定寸法の通りです。 弊社接触放電用の放電電極12-00007Aの先端角度は40°です。 ISO10605規格で規定がある15kV以上の気中放電に使用でき当社球型気中放電用の放電電極12-00009Aについては、以下の図面の通りです。
放電抵抗ケーブル「05-00054B」とグラウンドケーブル(ISO規格用)「05-00104A」の材質は何ですか?
ケーブル材質(被覆や抵抗以外)はスズメッキ軟銅線となっています。
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