FAQ(よくある質問と回答) | 点検(始業前点検) | ナレッジベース
点検(始業前点検)
同一条件、同一箇所に対して① ESS-2002(TC-815R)②ESS-B3011(GT-30R)二つの試験器で試験したが結果に差異が生じた。考えられる原因があればご教示ください。
放電ガンが異なると試験結果に差が出る場合があります。 TCとGTでは波形が異なり全く同等では御座いません。 その他の要因としてはEUTに放電する際の放電ガンの角度、リターンケーブルの取り回し等EUTを含めた配置、配線を同じにしないと試験結果に影響を与えます。 波形測定に関しても放電ガンの角度、ケーブルの取り回しで波形は変化します。 ...
静電気試験器の電流波形確認を行いたいのですが、確認方法はどのように行えば良いですか?
電流波形ターゲット06-000067Aやターゲット取付け板03-00052Bなど、波形確認を行う時に必要となるオプション品をご用意頂く必要があります。 詳細は「静電気試験器 始業前点検の方法 - 株式会社ノイズ研究所」をご参照下さい。
静電気波形観測ターゲット取付板のIEC規格版(03-00052B 1.2m×1.2m)と簡易版(03-00027A 0.6m×0.6m)との波形への影響を教えてください。
電流波形規定の第1ピークは、放電ガンと取付板との間の寄生容量で波形形成しています。 簡易版はIEC規格品より、面積が少ないため、第1ピークが規定よりも若干低くなります。 また、第2ピークは、放電リターンケーブルの引き廻しに関係しますが、規格上ターゲットより0.5mの位置で後ろへ引き延ばすのに対して、簡易版では同様の引き延ばしが出来ないため、第2ピーク部の波形変化が発生することが考えられます。
静電気試験器の波形観測を行った際のピーク電流値の計算方法を教えてください。 (アッテネータ20dBを2個使用時)
オシロスコープで観測した値をXとします(単位:V) X×10(20dB)×10(20db)÷2(ターゲットの2Ωの抵抗)=ピーク電流値(単位:A)になります。 例:2kV印加時にオシロスコープで0.15Vと表示された場合 (規格では、2kV印加時、7.5A±15%)0.15V×10×10÷2=7.5A
ガン先端(放電チップ)を拭き掃除することで放電が復帰するという事は考えられますか?
ガン先端(放電チップ)を拭き掃除することで放電が復帰するという事は考えずらいです。 清掃の目的は、樹脂筺体の絶縁性能を保つためで、汚れ等で絶縁性能が低下すると、(特に高温多湿環境において)絶縁抵抗が低下し、 ガン高圧部からガンGNDなどに電荷が漏洩し、充電電圧を保持できなくる為です。 放電チップの樹脂カバーは ・中心に導体が貫通していること ・ガン本体側にねじ込む構造で、ねじ込み部からの沿面距離が樹脂カバーに比べて短いこと 等の理由により、電荷漏洩に対して重要ではないと考えられます。
静電気試験器ESS-S3011A及びESS-B3011Aに搭載されているプリチェック機能とは何ですか?
より確実な試験を行うために、それぞれの試験器には下記のプリチェック機能が搭載されています。 ESS-S3011A:①高電圧電源出力チェック、②絶縁不良チェック、③放電ガンの放電リレーチェック ESS-B3011A:①高電圧電源出力チェックのみ
注目の製品